【今さら聞けない】ワードサラダはどうして作られたのか?
さて、前回は、自動生成された文法は間違ってはいないが、文章としての意味が破綻しているテキストのことを、どうしてワードサラダと名付けたかを説明しましたが、
今回はなぜワードサラダのようなものが作られたのかを話してみようと思います。
ワードサラダが作られた理由は、
ワードサラダがサイトの評価を上げる施策として有効だったからです。
Googleなどの検索エンジンは、被リンクが多いウェブサイトを評価する傾向にあります。
その検索エンジンのアルゴリズムを利用して、
あるサイトの評価を上げるために、
そのサイトへの被リンクを貼ったサイトを大量に作るというブラックハットSEOと呼ばれる施策が行われていました。
被リンクについてはここで、
ブラックハットSEOについては、ここで説明しています。
そのブラックハットSEO目的のウェブサイトの量産に活用されたのが、
AI(人工知能)が、その時と場所に応じた文章を自動生成してくれるツールです。
自動生成してくれるツールを使えば、ウェブサイトに使う記事を簡単に大量生産することはできましたが、
そのツールで作られた記事は文章としての意味は破綻していました。
一時は、被リンク目的のウェブサイトのほかに、アフィリエイトサイトやウイルス感染を目的としたサイトの量産にもワードサラダはを利用されていたと言われています。
次回は、このワードサラダが今でもSEOの施策として有効なのか?をお話しします。
先に、ワードサラダが今でもSEOの施策として有効なのか?を知りたい方は、こちらをご覧ください。
それでは、また・・・